退職の流れ 手続き マナー

はじめに

著者 八汐田藍(ヤシオダラン)

下部に一般的な退職の流れ、マナーについて記載させていただきました。あくまで一般的な退職の流れとなります。このページをご覧の方は、既にそういった余裕のない方が多いことと思いますが、参考としてご覧いただければと思います。

ご自身の負担を出来る限り抑えるためにも、事前に準備できる事はしっかりと整えることが大切です。

一般的な退職の流れ

退職の意思表示

・会社の繁忙期を避ける

・退職希望日の2ヶ月前を目処に上司に相談する

※ 意思表示の順番に注意

「上司より先に周囲が知っていた」といった状況を作らないようにしましょう

・現在の会社の不満を言わない

・転職先を言わない

退職日の相談(1ヶ月前)

法律上は退職申請後2週間で雇用関係が解消されますが、以下のような点に気を付け、円満な退社を心がけましょう。

1. 上司と話し合って退社日を決める(1人で決めない)

2. 仕事の引き継ぎ、有休消化に要する時間などを逆算する

※ 退職日3日前を目安に引き継ぎが完了するように調整しましょう

3. 次の仕事が決まっている方は入社日までの逆算をする

退職届の提出 (1ヶ月前)

就業規則に、退職時の手続きとして退職届の提出があるかと思います。会社指定の退職届けの形式がある可能性があるため必ず確認してください。ない場合は基本的な書式に従い(ネットなどで検索するとダウンロードが可能です)直属の上司に提出します。

挨拶回り・挨拶状(2週間)

【挨拶回り】

・ 取引先への挨拶などは会社の意向に従って行います(後任の紹介など)

・ 退社の理由、転職先は社外には伝えないようにします

【挨拶状】

・ 取引先やお世話になった方へ挨拶状を送る場合は退職日前後に投函します

退職の手続き(会社から受け取る物)

・雇用保険被保険者証

・年金手帳

・源泉徴収票

・離職票(転職先が既に決まっている場合は不要です)

離職票は退職後10日以内に交付されることになっています。失業保険に関係なくても役所に持っていくと「国民年金」の納付の免除申請ができます。(失業した人にすぐに年金を払えということを避けるため)前年度の収入が高額だったりして、支払い能力があると判断される場合は全額免除は厳しいかもしれませんが、4分の1にしてくれるケースもあるので申請することをおススメします。

すぐに転職しない場合は国民年金・国民健康保険に加入する必要があるので、社会保険の資格喪失を証明する書類をもらうことが重要なポイントです。

退職の手続き(会社へ返す物)

・ 健康保険被保険者証

・ 社員証、社章

・ 制服(貸与の場合クリーニングして返却)

・ 名刺(仕事で受け取った名刺も実際は会社の所有物です)

・ 事務用品(備品として購入したもの)

退職の手続き(公的な物)

退社日と同時に「保険証」を即返却させたがる会社が多のですが、そうなると、国民健康保険に自然に加入となります。役所に手ぶらで行っても「保険証」はもらえません。「健康保険資格喪失証明書」が必要となります。この証明書は、退職後2〜3週間後に会社が送ってくれることもありますが、まったく対応してくれない会社もあるのです。証明書を会社が送付してくれるかどうか、必ず確認しておいてください。もし、会社が対応してくれない場合は、社会保険事務所に行って交付してもらうことになります。行くのが大変な場合は郵送も可能ですが、まずは社会保険事務所に電話して 「健康保険資格喪失確認書」の用紙を送ってもらう必要があります。書類に記入して返送し、ようやく「健康保険資格喪失証明書」が送られてくるのです。当たり前ですが書類の不備は一切許していただけないので、ここで苦戦する方も多いかと思います。(私自身、退職後「保険証」を手にするまで1か月半もかかったことがあります・・・)あとで返納があるとは言え、保険証がないと、一時的に全額負担で病院にかからなければならないので注意が必要です。

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