転職と退職について

私自身の人生初の退職は、19歳の時。高校を卒業してすぐに入った美容室です。ものすごいパワハラで1年も経たずに泣きながら辞めた記憶が残っています。次の職業として選んだゴルフ場では先輩キャディからのイジメ。2年ほどで他のゴルフ場に転職しました。ここは長続きして8年勤めましたが、突然のリストラ。パワハラ、いじめ、リストラ。長く働こうと思って入社しても、予期せぬ事態が起きるのが職場です。辞めたくなくても辞めなきゃならない状況になる。辞めるなら次を探して辞めなきゃならない。退職と転職はセットなのです。その段階では落胆と不安しかありません。それでも最悪の現場を離れ、新しい職場に行くことは楽しいことです。辞める勇気さえあれば、自分に合った職場に巡り合う機会がある。私は、天職を見つけるためには「転職」は必ず通る道であると考えています。

辞めないという選択肢

ゴールデンウィーク明けや、年末年始の長期休暇明け、あとはボーナス支給後などは退職者が急増します。休暇中に時間ができることで、じっくり人生を考えることができるからかもしれません。特に年末は、年内で今の職場にケリをつけ、来年に向けて新しい場所でスタートしたいという気持ちが芽生える方が多いそうです。退職サポートをする私がこういうのもおかしいかもしれませんがが、辞める前にもう一度仕事について考え直すのも必要なことです。一度辞めた会社には二度と戻れない。そういう決まりがあるわけではありませんが、プライドもある。何がイヤで辞めたいのか。それは一時的な気の迷いや、自分のワガママではないのか?辞めたあとで後悔しないためにも、客観的に自己分析する必要があります。私は必ず、「辞めるメリット」と「辞めるデメリット」をノートに書き出すことにしていました。そして会社の不満を書くと同時に、「いいところ」も箇条書きにして、冷静に眺めることにしていました。そのまま会社に残れば何らかの資格が取れるかもしれない。何か得るものがあるのに、みすみす捨てていいのか。よくよく考えて「やっぱり辞めたほうがいい」と判断したら辞める。せっかく慣れた会社、誰だって辞めたくはない気持ちは強いはず。だからこそ、心が揺れるのです。書類上は「辞めれば全部終わり」ですが、心は簡単には切り替えられません。だからこそ、私は退職者の心のケアを重要視しています。「辞める」という作業は、その数か月前、もしくは数年前から気に病んでるので、いざ、退職するとなると心のダメージが大きいものです。そこでかなりの自信をなくしています。それでは次へ行く元気も出ません。私は、最終的には「天職」を見つけてほしいと願っています。そのために退職があり、転職があるのではないでしょうか。一人でも多くの人が、毎日笑って仕事ができるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

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